『不屈の男 アンブロークン』はどういう映画なのかがわかる短文+追記
- 食人描写はない
- 反日ポスターは公式ではない
- ルイス・ザンペリーニをキリストに見立てた宗教映画
- 日本人の品位を貶める映画ではない。ドイツ国民は『イングロリアス・バスターズ』のランダ大佐に過剰反応したか?
この映画を見てわかったことは、アンジーは敬虔なキリスト教徒だということくらいです。
虐待を受ける捕虜のルイス・ザンペリーニも彼を虐待するワタナベ伍長も誰かの子であり誰かの親であるという描写があり、恨むべきは戦争で、戦争に弄ばれた軍人は赦すべきという主張がなされているのが『不屈の男 アンブロークン』です。
去年の今頃ヒステリックに叫ばれた反日キャンペーンはデタラメですよ。少しは自分で調べる癖をつけましょう。映画について語るときはまず映画を見てからにしましょう。じゃないと恥をかきますよ。
追記
はてブのコメント
「食人描写の有無やポスターが問題になってるのではないのをわかっててわざとやってるんですね?」
に返信しますと、要は延々と虐待シーンが続くことが問題だと仰りたいのですね?
本作は3幕構成の映画です。
第1部:ザンペリーニの陸上選手としての成長
第2部:47日間の漂流
第3部:虐待と赦し
このようになっていまして、ザンペリーニは自然と人間の両方から凄惨な仕打ちを受けるわけです。
本作のテーマは「赦し」です。彼が太平洋を漂流したり日本兵から虐待を受けたのはすべて戦争のせいで、憎むべきは人間でも自然でもないという事をアンジーは伝えたいのだと思います。ラストシーンでその辺が表現されています。
まあ、素晴らしく出来が良い映画というわけではありませんから、日本人って残酷じゃね?という印象を強く受けるだけの映画だと捉える人もいるでしょう。キリスト教の教えを説く映画だと理解できない人がいても当然だと思います。
この記事は後の記事執筆のために書いたメモのようなものなので、説明が不十分でした。すみません。