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カニ歩き映画ブログ

谷越カニが見た映画について書いてます

D・W・グリフィス『じゃじゃ馬馴らし The Taming of the Shrew』1908年

著作権が切れた映画はYoutubeで観ることができるからありがたい。特に初期映画は上映時間が長くても20分程度だから中途半端に時間が空いてしまった時に観ることができる。

 

で、今日観たのはアメリカ映画の父D・W・グリフィスの『じゃじゃ馬ならし』。1908年公開、グリフィスにとって2作目の映画。

原作はシェイクスピアの喜劇だけど、この映画は大した映画ではない。デビュー作『ドリーの冒険』はロケ撮影にハラハラドキドキのサスペンスと見どころの多い映画だったが、この映画は普通の初期映画だ。しかもどういう物語なのかがよくわからない。

屋敷の中にリアクションの大きなヒゲ男とドレスを着た女性がいる。女性の名はカタリーナ・ミノーラ。じゃじゃ馬のように激しい気性の持ち主で、男を相手に暴力を振るいまくる。カタリーナにはビアンカという妹がいて、こちらはおとなしい性格で街の貴族から大変人気があった。誰もが彼女と婚約したがったが、彼女らの父はカタリーナが結婚するまでビアンカも結婚させないと言う。そこで2人の貴族が結託してカタリーナを結婚させ、ビアンカを自由にしてしまおうというのだ。

……という内容なのだけど、原作を知らない私が観てもさっぱりわからない。この当時の映画には「原作を知っている人が観る」という前提のもとで製作されたものが多いので、こういうことはよくあるのだ。

技法や演出に観るべきものはないと思う。グリフィスの大ファンなら観てもいいだろう。


Griffith - The Taming of the Shrew (1908)